中日・松坂 痛恨の投ゴロ“ポロリ”…123球熱投も7回2失点2敗目「悔いが残る」

[ 2018年4月19日 20:54 ]

セ・リーグ   中日1―2阪神 ( 2018年4月19日    ナゴヤD )

<中・神>4回無死、西岡の投ゴロをはじくエラーの松坂
Photo By スポニチ

 中日・松坂大輔投手(37)が19日の阪神戦に先発し、同点の4回に自らの失策が絡んで勝ち越しを許し、123球の熱投で7回を4安打2失点(自責1)と役割を果たしたものの2敗目を喫した。

 グラブさばきにも定評のあるベテランがまさかのポロリだ。1―1の4回、先頭の西岡をボテボテの投ゴロに打ち取ったものの、送球をあせったのか、自らの失策で出塁を許してしまう。四球と安打で無死満塁とされ、福留の併殺打の間に勝ち越しを許し、ベンチへと戻りながら激しく右拳でグラブを叩いた。

 この日は1―2の5回1死の場面で打順を迎えたが、代打を送られることなく、そのまま打席へ。場内に名前がコールされると、大歓声が沸き起こった。さらに投球数が100球を超えた7回にも2死満塁のピンチを招いたものの、代打・上本を外角カットボールで空振り三振に仕留めると、球場にはこの日一番の大歓声が渦巻いた。

 今季初登板となった4月5日の巨人戦は、96球を投げて5回3失点で敗戦投手に。西武時代の06年9月26日ロッテ戦以来4209日ぶりとなった国内レギュラーシーズンでの先発登板を飾れなかった。そして、中13日で万全を期した今回。前回を大きく上回る123球を投げ7回4安打2失点(自責1)。直球の最速は142キロ。熟練の投球術で、最後まで阪神打線に的を絞らせなかったものの、降板後は「自分のエラーで2点目を許してしまった。悔いが残ります」と悔しさを見せていた。

 しかし、米国での市民権取得のため、渡米中のビシエドを欠く打線は迫力を欠き、2回の1点のみ。松坂はリードを許したまま7回で交代し、2敗目で今季初勝利はお預けとなった。

 中日は5連敗となった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月19日のニュース