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大谷、滑った初黒星…マメで制御不能 スプリット機能せず

[ 2018年4月19日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―10レッドソックス ( 2018年4月17日    アナハイム )

2回、ホルトに左前適時打を浴び右手の指先を気にする大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が17日(日本時間18日)、レッドソックス戦に先発し、先頭打者アーチを浴びるなど2回4安打3失点。右手中指のマメを悪化させて66球で降板し、メジャー初黒星を喫した。そのマメの影響で制球に苦しみ、特に決め球のスプリットが機能しなかった。チームの連勝は7で止まった。

 3回、大谷が現れない。短く内容も悲しい「ショー」に、98年のエンゼルスタジアム改修後2番目に多い4万4822人の観衆からため息が漏れた。

 大谷はいつもと変わらない淡々とした表情で、過去とは違った投球内容を振り返った。「スプリットは引っかけていたし、直球も指のかかりが良くなかった。スライダーにいたっては右打者の方に抜けていくボールが多かった」。自身3連勝を阻んだもの。右手中指のマメの悪化だった。

 初回。昨季24本塁打の1番ベッツを追い込みながら、スプリットが2球連続で外に大きく外れ、地面を叩いた。制御できない。7球目の97マイル(約156キロ)直球を左中間スタンドに運ばれた。2回は制球苦に拍車がかかり、38球も要して2失点。降板が決まった。

 「僕はもう少しいきたかったけど、メディカルスタッフと相談しながら、今日はやめておこうとなった」

 マメは「前回登板が終わってちょっとあった」という。ブルペンでは問題なかったが「試合のレベルで投げると良くない部分があった」。8日アスレチックス戦の12奪三振で米紙に「悪魔のよう」と形容されたスプリットが特に乱れ、13球中11球がボール。代用したいスライダーも2回は抜け球が目立った。

 日本ハムでも同箇所のマメに悩まされ、16年には約2カ月間も先発登板から離れた。今回は「そんなにひどくはない。シーズンの最初なので大事を取った。後半戦なら全然いける」と話す。レ軍はこの日6本塁打。メジャー最高勝率チームの強打を実感した。試合開始時の湿度は前回の半分近い36%で、乾燥でボールが滑りやすくなったことも制球苦の一因だったが、「今日に関しては実力が足りなかった。マメができても抑えないといけないし、うまくいかないことを試合の中で修正していくことが大事」と潔かった。

 大谷も、マイク・ソーシア監督もともに打者出場に関しては「(問題)ない」と言い、3連戦3戦目の19日(同20日)はDH出場が濃厚。1本の刀が折れても、3本塁打をマーク済みの刀がある。やられたらやり返すだけだ。(柳原 直之)

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