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阪神メッセ“みそぎ”3勝!好投&ダメ押し打 暴言退場の借り返した

[ 2018年4月19日 05:38 ]

セ・リーグ   阪神4―3中日 ( 2018年4月18日    ナゴヤD )

初回1死満塁、平田の投ゴロの打球を素手で捕球し素早く本塁に送球するメッセンジャー
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 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が18日の中日戦に先発し6回4安打2失点の力投で今季3勝目を挙げた。球審に暴言を吐いて退場処分となった前回登板の借りを返す投球。16日には国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした助っ人右腕が“みそぎ&御礼”の白星で、チームに2連勝、貯金1、3位浮上をもたらした。

 「自分で素手で取ってアウトにもしたし、乗っていけた。最少失点で切り抜けたのが大きかった」

 初回、連打と四球で1死満塁。平田の投前ゴロを、素手でさばき本塁送球でアウトにする気迫を見せた。続く亀沢の三塁内野安打で先制点を献上したものの、後続を断って1失点。粘りを発揮して、リズムに乗った。

 直球は140キロ台中盤でも、フォーク、カーブを丁寧に低めに集て2回からの4イニングはすべて3者凡退。打線の援護を信じて、辛抱強く腕を振った。願いは通じ、6回に逆転してもらうと、2死二塁で迎えた第3打席には自ら右前適時打を放って4点目を叩き出した。6回に1失点も、リードをしっかり保ち、バトンを託した。

 「日本人登録になって、実際はそうじゃないけど(FA権取得の)最初の試合で勝てて良かったよ」

 16日に出場選手登録日数が8年に達して国内FA権の取得資格条件を満たした。来日9年目で手にした「勲章」。不断の努力のたまものでも、エースが真っ先に口にするのが仲間への感謝の思いだ。

 「09年のオフにサインしたときは、これだけ日本で成績を収められると思っていなかったし、その成績の裏には援護してくれる、バックで守ってくれる選手がいる。そういう意味でチームメートに感謝しています」

 米国の自宅には、2度の最多奪三振、14年の最多勝などタイトルを記念したトロフィーが飾られている。黄金の輝きを目にする度に「野手、ブルペン…このトロフィーも仲間が支えてくれたおかげなんだと。1人で獲ったものではない」と心に刻む。だからこそ、球審に暴言を吐いて退場処分を受け2回途中で降板した12日の広島戦で作った「借り」をすぐに返したかった。

 「どの勝ちも大きいけど、今日の勝ちも大きい。チームに勝つチャンスを与えることを常に意識しているから、点を取ってくれて勝って良かったよ」

 自らはマウンドで仕事を果たし、打線は強力な援護をしてくれた。チームでつかんだ1勝は格別だ。来日9年目の助っ人右腕が、今も腕を振り続ける理由がここにある。

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