【静岡】藤枝明誠 泥んこ初聖地 どしゃ降り2時間56分中断

[ 2017年7月27日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権静岡大会決勝   藤枝明誠23―10日大三島 ( 2017年7月26日    草薙 )

<藤枝明誠・日大三島>泥だらけの初優勝を飾り、輪に出遅れた中田主将(右端)を迎え入れる藤枝明誠ナイン
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 ユニホームが汚れていない者などいない。雨に濡れ、泥にまみれた。23―10。壮絶なファイナルを藤枝明誠が制した。試合開始が午後1時で、ゲームセットは午後6時24分。5時間24分を戦い、創部35年目で春夏を通じて初の甲子園行きを決めた。粘り強く完投した久保田は「ずっと目標にしてきたのでうれしい」と笑った。

 厚い雲が空を覆い、午後1時41分に点灯。12―2と一方的展開で迎えた7回表の攻撃中、2時32分に雨が激しくなって試合が中断した。内野はもちろん、芝生の外野も池のような状態に。雨脚は一向に衰えず、再開ができない。4時ごろには県高野連が両校の部長らと一度協議した。

 地方大会の決勝は全国どこも、得点差および天候によるコールドは適用されない(静岡大会の規定は準決勝から)。大差リードでも、試合が再開できなければノーゲームで再試合だ。4時45分。「5時20分に再開する」と続行に踏み切った。

 藤枝明誠の中田主将は「集中を切らさずに(ベンチ裏の)室内で常に体を動かしていました」という。日大三島ナインも同じだ。登録外の選手らはずぶ濡れになりながら懸命に水抜きや土入れの整備を手伝い、2時間56分後の5時28分にやっとリスタートを迎えた。

 藤枝明誠打線はここから3イニングで11得点。なお続くどしゃ降りの中で、両校が死力を尽くして得点を重ねた。県高野連の木村政彦理事長は「3時30分の段階で雨が小康状態になり、5時に雨雲が抜ける予報だった。結果的に雨がやまず、悪条件で野球をさせてしまった」と語った。

 ◆藤枝明誠(静岡)中高一貫の私立校。サッカーも盛ん。

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