阪神・小野 遠すぎる1勝…新人デビュー6連敗は球団ワーストタイ

[ 2017年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―6DeNA ( 2017年7月26日    甲子園 )

<神・D>5回1死三塁、戸柱の強襲安打にグラブを出す小野
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 白星が遠い…。9度目の先発となった阪神・小野は5回4失点で降板。デビューから6連敗となり、66年の久野に並ぶ球団新人のワースト記録となった。

 「(2回は)先頭への死球から始まってしまい…反省ですね。先を見ずに一人一人という意識でしたけど、結果的に勝負球が甘くなって意図した球を投げられなかった」

 0―0の2回。先頭宮崎に死球を与え戸柱に左前打され一、三塁。梶谷には追い込みながら甘く入ったフォークを右前打され先制点を許した。その後、1死二、三塁から倉本に2点適時打を浴び、この回3失点。5回にも1点を失い、直後の攻撃で代打を送られた。

 5月28日の対戦でプロ初黒星を喫したDeNAにリベンジできず。死球への動揺については「いつも通りやれた」と気丈な姿勢を貫いた。長いトンネルの先には明るい未来があると信じたい。

 ≪66年久野剛司以来≫小野(神)がプロ初登板から6連敗。ドラフト制以降、阪神の新人投手がデビューから6連敗は、66年久野剛司に並ぶ球団ワーストになるが、久野は救援敗戦2度を含んでおり、すべて先発敗戦は小野が初めて。新人投手の開幕連敗プロ野球ワーストは、50年成田啓二(国鉄)の11連敗。12年阪神に所属した松崎伸吾は、楽天で新人の06年にデビュー8連敗のパ・リーグワーストを記録している。

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2017年7月27日のニュース