阪神ロジャース 希望のパンダ〜ン甲子園1号「勝ちたかった」

[ 2017年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―6DeNA ( 2017年7月26日    甲子園 )

<神・D>8回2死、ロジャースは中越えに聖地1号ソロを放つ
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 チームに希望の火をともす「パン弾」が、バックスクリーン左へ一直線に伸びた。3―6の8回2死走者なし。敗色ムードが漂う中で打席に入った阪神・ロジャースが、パットンの初球を打ち砕いた。弾道は低くても、怪力で振り抜かれた打球は失速しない。そのままスタンドに飛び込む圧巻の甲子園1号となった。

 「あの場面は積極的に行こうと思っていたんだ。走者に出ることが大事なんで。(大歓声は)気持ち良かったけど、今日は何としても勝ちたかった」

 チームの勝利を最優先に考えるだけに、試合後の笑顔は控えめ。それでも、早くも4番に定着しつつある「パンダ」の底力を地元ファンにはっきりと見せつけた。1―4の7回先頭では左翼フェンス直撃の二塁打。本拠地初長打でチームに勢いを呼び、この回の2得点につなげた。いずれも反撃の機運をつくる一打で、価値ある2安打だった。

 パットンとは米国のマイナーリーグで対戦経験があると言い、球筋も記憶にとどめていた。「たぶん、何年か前に対戦した。打ったと思うけど、あまり定かじゃないけどね」と振り返った。パットンに限らず、1度対戦した投手なら「どういう球を投げるか、ある程度、頭の中にある」と話す。試合前には片岡打撃コーチからその日に対戦する投手のデータを熱心に“取材”する姿勢も頼もしい。

 異国の環境にもどんどん適応中だ。日本の猛暑には「日本はホット!米国はもっと風があるよ」と驚きを隠さないが、練習メニューはきっちりとこなしている。日本食も「グッド。スシは好きだよ」とお気に入り。25日の練習中には自身と同じドミニカ・ウインターリーグでプレーしたことがあるDeNA・筒香と会話する場面もあった。日に日に存在感は増している新助っ人が、今日こそ勝利につながる一発を放つ。(山添 晴治)

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