【大阪】興国・中野翔 逆転3ラン「清宮は清宮。自分は自分」

[ 2017年7月27日 06:15 ]

第99回全国高校野球選手権大阪大会5回戦   興国10―4近大泉州 ( 2017年7月26日    南港中央 )

<近大泉州・興国>5回1死一、二塁、興国・中野翔は左越えに逆転3ランを放ち、ガッツポーズ
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の大阪大会は26日、各球場で5回戦計8試合が行われた。1968年に全国制覇を成し遂げた興国は、4番・中野翔哉内野手(3年)の逆転3ランなどで近大泉州を撃破。1987年以来、30年ぶりの8強入りを決めた。27日の準々決勝で、今春の選抜優勝校・大阪桐蔭と激突する。

 興国の大砲がついにお目覚めだ。2点を追う5回1死一、二塁。中野翔は内寄りのスライダーをフルスイングで仕留めた。左翼席へ放り込む値千金の逆転3ラン。4番の今夏1号でチームは息を吹き返すと、10得点快勝で30年ぶりの8強入りを決めた。

 「ホームランは流れを変える力があるし、試合が動く。シンプルに来た球を振り抜きました。走者を還すことだけを考えました」

 68年夏に全国制覇を成し遂げた伝統校。中軸を任される背番号5は課せられた役割を熟知していた。3回には左前へ同点の適時打も放った。この日の試合まで13打数3安打だったが、元ロッテ外野手の喜多隆志部長の言葉で吹っ切れた。「受け身になるな」―。4打点の活躍に田中英樹監は「今日は翔哉の一発じゃないですかね。あれでチームは勇気をもらった」と称えた。

 高校通算15本塁打だが、春に覚醒した超新星だ。春の大阪大会1回戦・浪速戦で満塁弾とサヨナラ弾を放つと、2回戦・桜塚戦で先制2ラン。3回戦の大冠戦で左越えソロ、4回戦・花園戦で左翼へ満塁弾を記録した。大阪大会での4試合連発&1大会5本塁打は06年夏の中田(大阪桐蔭)に並ぶ偉業だった。

 草島葉子理事長、指揮官が揃って「興国の清宮君です」とイチ押しするが、本人は泰然自若を貫く。「清宮は清宮、自分は自分です」。春に注目を浴びたことで重圧を感じてきたが、今は気持ちを切り替えている。準々決勝の相手は選抜王者の大阪桐蔭だ。75年以来、42年ぶりの聖地を狙う今夏。最大の強敵をフルスイングで吹き飛ばす。(吉仲 博幸)

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