楽天に吉兆データ!梨田監督Vは8年周期 3球団全て2年以内なら初

[ 2017年4月25日 08:30 ]

岸(右)と握手を交わす梨田監督
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 楽天が開幕ダッシュに成功、17試合を終えて13勝4敗で首位をキープしている。チームを指揮する梨田昌孝監督(63)は就任2年目。過去に近鉄、日本ハムをリーグ優勝に導いている指揮官にスポットを当てるとある法則が見えてきた。(記録課・八田 朝尊)

 モモクリ3年ナシ8年!?梨田監督にとって、今季は吉兆のシーズンだ。開幕ダッシュに成功し貯金9、楽天が開幕戦から17試合目まで首位をキープしているのも05年のチーム創設以来初めてだ。

 昨年の5位から巻き返しを狙う指揮2年目。近鉄(01年)、日本ハム(09年)を優勝に導いたのも就任2年目のシーズンだった。01年の近鉄は投手陣は脆弱(ぜいじゃく)だったが、本塁打王のローズ、打点王の中村紀らが「いてまえ打線」を形成した。09年の日本ハムはダルビッシュを軸にした投手陣と打率リーグ1位の打線がガッチリかみ合った。今季の楽天は茂木、ペゲーロが“恐怖の1、2番”として攻撃陣を引っ張り、13試合無失点の守護神・松井裕が投手陣の要になっている。打率も防御率も現在リーグ1位ではないが、総合力勝負のチーム状況は09年の日本ハムに似ている。

 3球団をリーグ優勝に導いた指揮官は三原脩(巨人、西鉄、大洋)、西本幸雄(大毎、阪急、近鉄)、星野仙一(中日、阪神、楽天)の3人だけ。優勝が全て就任2年目以内となれば初めてだ。

 監督通算勝利数も24日現在で720勝。歴代18位の“親分”こと大沢啓二にあと5勝と迫っている。01年、09年そして17年。名将の域に入ってきた梨田監督が8年周期でVの実をつけることになるのか?収穫の秋が今から楽しみだ。

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2017年4月25日のニュース