オリに衝撃 ロメロ「左膝大腿骨骨挫傷」で抹消へ 復帰は5月下旬の可能性も

[ 2017年4月25日 05:50 ]

オリックスのロメロ
Photo By スポニチ

 3年ぶりに首位争い中のオリックスに衝撃が走った。ステフェン・ロメロ外野手(28)が24日、神戸市内の病院で再検査を受け、「左膝大腿骨骨挫傷」と診断された。25日にも出場選手登録を抹消される見通しだ。

 全治は公表されなかったが、球団関係者によると、「2週間程度だと思います」と説明。手術はせず、今後は神戸市内の自宅で静養に努める。実戦復帰まではさらに時間を要することが確実で、1軍復帰に関しては、経過次第では交流戦前の5月下旬まで、ずれ込む可能性もある。

 22日のロッテ戦で外野ファウルゾーンへの飛球を追いかけた際、スライディングした状態でフェンスに激突し左膝を強打。試合後に受診した千葉市内の病院では、「打撲」と診断されていた。

 開幕から15試合で4番を務め、4試合連続本塁打を放つなど打率・281、5本塁打、12打点。12球団トップのチーム打率・277、同2位タイの18本塁打に貢献してきた。福良監督は「(ロメロが中軸にいることで)相手にとっての印象も違うでしょう。一日も早く戻ってほしい」と話していたが、主砲の戦線離脱は避けられず代役の準備を強いられる。25日西武戦では小谷野が4番に座ることが濃厚だ。

 大黒柱の糸井がFA移籍し、大砲候補の2年目・吉田正が腰痛で開幕に間に合わず離脱。戦力を欠きながら、11勝6敗で首位・楽天を2差で追うなど快進撃を続けてきた。主砲不在の緊急事態という正念場を迎え、チームの結束が試される。

続きを表示

2017年4月25日のニュース