楽天ドラ1藤平 5月1軍デビューへ 2軍で好投し“スピード出世”

[ 2017年4月25日 05:30 ]

5月に1軍デビューする可能性が高まった藤平
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 楽天のドラフト1位右腕・藤平尚真投手(18)が来月に1軍デビューする可能性が高いことが24日、分かった。当初は8月デビューの構想だったが、複数の球団関係者によると、イースタン・リーグで防御率1・71の好投を受け、前倒しの昇格を検討。5月26日から本拠のKoboパーク宮城で行われる西武との3連戦での先発が有力。現在、13勝4敗でパ・リーグ首位を走るチームに新たな力が加わることになる。

 藤平が“スピード出世”を手にしそうだ。球団は当初、高卒ルーキーをじっくりと育てる方針で、梨田監督も「焦らせるのは良くない。ケガをしてもいけないし。7月とか8月とか、夏ぐらいに上がってきてくれれば」と話していた。そのため、2月の久米島キャンプこそ1軍でスタートさせたが、対外試合が増える沖縄・金武町でのキャンプへ移動後は、2軍で調整を重ねてきた。

 それでも、横浜高時代に最速152キロをマークした右腕の成長曲線は想像を超えていた。イースタン・リーグの開幕戦となった3月20日のDeNA戦(横須賀)で先発すると、3回1安打無失点の快投。4月22日のヤクルト戦(戸田)では7回1安打無失点、7奪三振を記録した。これまで同リーグ5試合で1勝0敗、防御率1・71。球団関係者も「投球内容は素晴らしいし、1軍でも通用すると思う」と高評価を与えた。2軍の打者相手で経験を積むよりも、1軍で課題を見つける方がさらなる成長を促すとの考えもある。球団内でも、5月の1軍昇格へ向けた検討を開始した。

 関係者の話を総合すると、6連戦が組まれる5月第4週の中で、同26日から本拠地で行われる西武3連戦での先発が有力だ。現在、先発は岸、美馬、則本、辛島、釜田、戸村の6人がいるが、岸が腰の痛みを訴えて23日のソフトバンク戦の先発を直前で回避するなど万全な状態ではない。同戦で代役先発した戸村も、本来はロングリリーフのできる中継ぎだ。藤平が先発に加われば、首位を走るチームに新風を吹き込むことが可能となる。

 高卒1年目のルーキーの初先発勝利は、15年に安楽が記録して以来、2人目の快挙となる。3月1日に横浜市内で行われた横浜高の卒業式で「1軍に上がるチャンスが回ってくると信じて、2軍で結果を出したい」と話していた藤平が、自らの実力で1軍先発の座をつかもうとしている。

 ◆藤平 尚真(ふじひら・しょうま)1998年(平10)9月21日、千葉県生まれの18歳。中2春に千葉シニアで全国優勝。横浜では1年秋からエースとなり、3年夏に甲子園初出場。2回戦で寺島(現ヤクルト)擁する履正社に敗れたが、6回1/3を無失点に抑えた。大会後のU―18アジア野球選手権に選出され優勝に貢献。昨秋ドラフト1位で入団。今季年俸1500万円(推定)。1メートル85、85キロ。右投げ右打ち。

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