金本監督 ホレた!19歳植田を1軍“昇格”「獲ってきたスカウトに感心」

[ 2015年11月9日 09:34 ]

高知の選手宿舎に到着し、報道陣の取材を受ける植田

 アニキがほれた!阪神・金本監督が、来季2年目を迎える19歳の植田を急きょ2軍から1軍の秋季キャンプに「昇格」させた。

 前日に兵庫・鳴尾浜で2軍を視察した際に「彼は面白い。獲ってきたスカウトに感心しています」と一目ぼれ。夜には掛布2軍監督に電話を入れ、この日昼すぎの飛行機で1軍キャンプ地の高知・安芸入りさせた。

 遊撃の守備と、50メートル5秒8の俊足はすでに即戦力級。その足を生かすために、スイッチヒッターに挑戦させる。「掛布さんの提案だったけど、大賛成」と金本監督。これまでの右打席だけでなく、左打席に立つことで可能性が広がる。「ホームランを狙わせるのかといったら別の話だけど、強く振らせて振る力をつけさせることに変わりはない」。所用でキャンプ地を離れている指揮官だが、12日には再合流。直接、指導に当たる方針だ。

 理想は元広島の高橋慶彦(現オリックス打撃コーチ)や楽天・松井稼のような強打で両打ちの遊撃手。安芸のチーム宿舎に到着した植田は「ビックリしたけど、今はやってやるという気持ち」と話し、金本チルドレンとして飛躍を目指す。

 ◆植田 海(うえだ・かい)1996年(平8)4月19日、滋賀県生まれの19歳。日本航空から近江に転校し3年夏の甲子園では2回戦の鳴門戦で3安打2打点と活躍。14年ドラフト5位で入団。今季の1軍出場はなく、ウエスタン・リーグでは51試合で打率.200、1本塁打、5打点、6盗塁。1メートル75、72キロ。右投げ右打ち。

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2015年11月9日のニュース