山田&柳田「トリプルスリー」で3倍なるか…来季年俸を仮想

[ 2015年11月9日 08:11 ]

ヤクルト・山田(左)とソフトバンク・柳田

 プロ野球の契約更改交渉が各球団で始まっている。スポーツ紙1面を飾るようなスター選手登場はまだ先だが、気になるのは特別な活躍で今季を盛り上げた3人だ。「トリプルスリー」のヤクルト・山田とソフトバンク・柳田。プロ野球新記録シーズン216安打の西武・秋山。3人が手にする年俸を仮想してみた。(金額は全て推定)

 ▽秋山 モデルケース=13年長谷川(ソフトバンク)

 西武はCS進出を惜しくも逃す4位で、1番秋山の出塁をAクラス入りに結びつけられなかった。似ているのが13年の長谷川だ。ソフトバンクはこの年、3位に1ゲーム差の4位。その中で長谷川は前年の打率・278から、打率・341、198安打で首位打者、最多安打の2冠と躍進した。13年に8000万円だった年俸は翌14年、2億円となった。

 秋山は昨季が打率・259。ダウン更改で今季年俸は6200万円だった。長谷川の2・5倍増を当てはめれば1億5500万円。球団が提示するなら「背番号55にちなんで」という理由付けになりそうだが、いかに。

 ▽山田、柳田 モデルケース=95年イチロー(オリックス)、06年青木(ヤクルト)

 山田も柳田も、大活躍がチームの優勝につながった。トリプルスリー、かつ優勝の選手は過去3人。50年の別当(毎日)、岩本(松竹)は時代背景が違いすぎ、02年の松井稼(西武)も2億5500万円から3億5000万円という推移で、今季年俸が1億円に満たない2人とは比べづらい。

 レギュラー定着から浅いキャリアでの圧倒的働きという点でイチロー、青木を参考にしたい。イチローは年俸800万円の94年にプロ野球初の大台となる210安打を記録し、翌95年は8000万円。リーグVに貢献して倍増し、日本一に導いた96年のオフに1億円増の2億6000万円を手にした。青木は年俸1000万円の05年に史上2人目の大台202安打。以降6800万円→1億4000万円→2億2000万円と推移した。

 山田は昨オフ、青木の05年オフと同じ5800万円増の8000万円で契約更改。柳田も、くしくも同じアップ額で9000万円で今季を迎えた。イチローや青木は2億円台到達までワンクッションがあったが、山田、柳田の今季は先人2人の「主力2年目」をしのぐ働き。大盤振る舞いかもしれないが、球団からの「トリプルスリーだけに3倍!」とシャレのきいた提示が出るか注目だ。(和田 裕司)

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