5戦650球 日本文理・飯塚涙も「悔いはない」

[ 2014年8月25日 05:30 ]

<三重・日本文理>甲子園の土を拾う日本文理・飯塚

第96回全国高校野球選手権大会準決勝 日本文理0―5三重

(8月24日 甲子園)
 マウンドではポーカーフェースを貫いてきたが、最後の最後に涙をこらえることはできなかった。日本文理・飯塚は「1番をつけている限り、マウンドは譲りたくなかった。最後まで立たせてもらって感謝したい」と声を絞り出した。

 全5試合で完投。44回、650球を一人で投げ抜いたが、体は悲鳴を上げていた。10安打5失点に「低めで打たせていこうと思ったが、見極められた。向こうが上だった」と振り返る。8回2死二塁、最後の打者から141キロ直球で空振り三振を奪った。試合後、大井道夫監督から「最後に意地を見せたね。その気持ちを忘れるな」と声を掛けられ、再び号泣した。

 1年秋から背番号1を背負い、チームの大黒柱としてベスト4に貢献した。今後の進路については明言しなかったが「投手で勝負したい」と、プロ志望届を提出する見込みだ。準優勝した09年以来の決勝進出はできず、新潟県勢初優勝の夢もかなわなかった。それでも飯塚は「最高の仲間と自分たちの野球ができた。悔いはない」と胸を張って、甲子園を去った。

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