稼頭央日米通算2500安打 イチ、ゴジラに続く史上3人目

[ 2014年8月25日 05:30 ]

<オ・楽>1回無死、松井稼(左)は日米通算2500安打となる中前打を放ち花束を受け取る

パ・リーグ 楽天8-4オリックス

(8月24日 京セラD)
 日米通算21年目の男が、2500回目の快音を響かせた。初回、そして初球だ。楽天・松井稼は吉田一が投じた144キロの直球をジャストミート。打球は中前で弾んだ。

 「1打席目で打てると思わなかった。これだけ長く野球をやらせてもらってることに感謝です」

 12試合連続安打となる一打は節目のプロ通算2500安打。一塁ベースで花束を受け取り両軍ファンから歓声を浴びた。2回は右中間に逆転の4号3ランを運び、8回も適時打で3安打4打点。打線をけん引し、カード勝ち越しに貢献した。

 かつては日本を代表する遊撃手も今年10月で39歳。若手の台頭もあり、今季は三塁での出場も多い。21日の日本ハム戦(札幌ドーム)ではプロ初の外野守備となる左翼で先発。「この年で新しいことに挑戦できるのは幸せ」と話していたが、今3連戦の初戦だった翌22日は動きに精彩を欠きチームも負けた。前日の2戦目はDH出場。この日は2日ぶりの左翼守備で無難な動きを披露した。

 モチベーションが上がる地元・大阪での試合。この日の練習中には客席にいた中学時代の同級生から声を掛けられた。「会ったのは20年ぶり。顔も変わっていたから最初は分からんかった」という男性に笑顔でサインボールを手渡し た。「年々、自分の年齢は意識する。高卒とは20歳も違う。子供でもおかしくない年の差」と嫌でも時間の流れを感じるが、まだ若手に負けるつもりはない。最近は投球動作に合わせて一度ヘッドを立てるようにバットを揺らしながら振りにいく。腕や肩がうまく脱力する効果を呼び8月の15試合は打率・357、3本塁打、9打点。日本通算2000安打も残り113本だ。

 出場機会を増やすためのスイッチ、肩肘の負担をなくすためのスナップスロー、夢を追ったメジャー移籍…。松井稼の野球人生は「挑戦」の連続だ。「(成績は)最後に振り返ること。今年は一本でも多くヒットを積み重ねたい」。そこには、38歳の野球小増がいる。

 ▼楽天・星野監督(松井稼について)1年365日のうち、一日はこういう日があってもいいだろう。ワンバンドではなく、ストライクを打てば、あいつも打てる。

 ▼楽天・ジョーンズ(初回2死三塁から左前に先制適時打)自分のスイングができた。(日米通算2500安打の松井稼は)熱い情熱と練習量が2500本という記録になったと思う。

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