ライアンDeNAにリベンジ6勝「残り全部勝つ」

[ 2014年8月25日 05:30 ]

<ヤ・D>6勝目を挙げた小川はサインボールをスタンドへ投げ入れる

セ・リーグ ヤクルト2-1DeNA

(8月24日 松山)
 ヤクルト・小川は威力ある直球に加え、課題だった変化球を低めに決めた。8回を無失点。三塁を踏ませない投球で自身のDeNA戦の連敗を3で止め「やられっ放しではいられない。自分の投球ができて良かった」とホッと息をついた。

 右手有鉤骨鉤(ゆうこうこつこう)骨折から7月12日に復帰したが、精彩を欠いていた。前回先発した17日の中日戦(ナゴヤドーム)では自身最悪の7失点KO。2連敗を喫し「いいときはこうだった、とか考えてしまった」という。悩める右腕を救ったのは、先輩の石川のアドバイスだった。「毎年体は違う。いいときを追い求めるとドツボにはまるから」と声を掛けられると、心が一気に晴れた。「今の自分ができる準備をしっかりすることが大事」と、この一週間は左足をしっかり上げることと、下半身主導のフォームを徹底的に確認。上体が前に突っ込み過ぎずに投げられるようになり「それがきょう、直球が走った要因」とうなずいた。

 23日の練習中には小川監督に「残り全部勝て」とハッパを掛けられたことも発奮材料となった。「こういう投球を続けてこそ一人前。全部勝つつもりで頑張ります」。よみがえったライアンが、再スタートを切った。

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2014年8月25日のニュース