正田 4度目の解雇も引退の選択肢なし「また修行 新しい国にも興味」

[ 2013年12月10日 05:31 ]

4度目の解雇となった99年夏の甲子園優勝投手・正田

 苦労人とは思っていない。野球が好きでたまらないから現役を続ける。ヤクルトからの戦力外通告。08年阪神、10年台湾・興農、11年レッドソックスに続き、4度目の解雇となったが、正田は悲壮感を見せずに言った。

 「2軍でも登板間隔が空いていたし、これだけ(プロで)やっているのだから、(戦力外になると)分かりますよ」。5月17日のロッテ戦(神宮)で2952日ぶりの白星を挙げたものの、6月に2軍落ち。若手と一緒に汗を流しながら1軍昇格を待ったが、チャンスは巡ってこなかった。

 32歳左腕に「引退」という選択肢はない。「故障もないし、まだ野球がうまくなりたい」。99年夏の甲子園で桐生一のエースとして全国制覇した。同年ドラフト1位で日本ハムに入団し、3年目の02年には新人王を獲得。だが、栄光はここまで。12年にはBCリーグの新潟でもプレーした。何度も挫折を味わっているから「食事は牛丼でも大丈夫」とたくましい。

 11月にトライアウトを受けたが、NPBからのオファーはない。「新しい国にも興味はある」。日本、台湾、米国に続く4カ国目でも投げ続ける。正田は「また、修業の旅が始まりますね」と笑った。

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