楽天 松井裕 マー君本で学ぶ「全国に名をとどろかせられるように」

[ 2013年12月10日 07:04 ]

記念撮影で表情の固い松井裕(左から2人目)の顔を覗き込む星野監督(右から2人目)(右端は立花球団社長)

 楽天は9日、仙台市内のホテルで新入団9選手の入団発表を行った。ドラフト1位の松井裕樹投手(18=桐光学園)は記念撮影の際、笑顔を見せなかったため、星野仙一監督(66)から頭を叩かれた。闘将からいきなり受けた「愛のムチ」。怪物左腕は今季24勝0敗1セーブだったエース田中将大投手(25)のような「シーズン無敗」を究極の目標に掲げ、プロとしての第一歩をしるした。

 怪物左腕らしさも発揮した。入団会見はファンクラブ会員を中心とした一般客にも公開。200人を超えるファンを前に松井裕は「今年の田中投手のように無敗でシーズンを終われるような素晴らしいピッチャーになりたいです」と宣言した。今季24勝1セーブだった無敗のエース田中はポスティング・システム(入札制度)を利用してのメジャー移籍の可能性がある。来季、その大きな穴を埋めるにはドラフト1位左腕の力が不可欠。来年2月の沖縄・久米島キャンプで1軍スタートさせる意向の星野監督も「前向きな姿勢がいい。15勝0敗でも無敗だからな。いい体をしている。お尻もプリプリしている」と素材にほれ込んだ。

 エース道を進むためには、田中の考え方を知る必要がある。「田中投手の本も“読んでみろ”と友人からも言われたので、読んでみようと思っています」。田中のルーツを学んで、その存在を追いかける。昨夏の甲子園で大会新記録となる1試合22奪三振を記録した怪物左腕は「背番号1、松井裕樹を全国に名をとどろかせられるように」とビジョンは壮大だ。

 アマの実績がプロでは通用しないことも分かっている。「自主トレ、キャンプで1年間投げきれる体をつくること。至らないところはたくさんある」と足元も見つめる。球団から渡されたオフの強化メニューを自分でアレンジを加えながら、体づくりに取り組む。

 星野監督は、新人9選手にエールを送った。「努力しても努力しても、なかなかつかめないのが夢。それにくじけず前向きに常に素直になって進んでいけば、必ずやチャンスがある」。その言葉に松井裕はうなずいた。

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