精神力で完全救援 上原 首脳陣も絶賛「我々のマリアノ・リベラ」

[ 2013年10月10日 09:20 ]

オルティス(左)からビールをかけられるレッドソックス・上原
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ア・リーグ地区シリーズ第4戦 レッドソックス3―1レイズ

(10月8日 セントピーターズバーグ)
 レッドソックスの上原が2―1の8回2死一塁から登板。空振り三振で切り抜けると、9回は3者凡退に仕留めて、地区優勝に続き今季2度目の胴上げ投手になった。

 前日はサヨナラ本塁打を喫したが、「いつまでも引きずっていても返ってこない」と気持ちを切り替えた。素早い切り替えは指揮官の迷いも拭い消した。試合前の打撃練習。ジョン・ファレル監督は真っ先に中堅で球拾いをしていた上原に歩み寄った。「4、5アウトを任せたいが行けるか」の問いに、「やれます」と即答。「この精神力なら大丈夫と確信した」と指揮官は迷わず8回2死に投入。イニングまたぎの難しい役割をこなした上原に対し、フアン・ニエベス投手コーチは「彼を疑うことはなかった。我々のマリアノ・リベラだから」と歴代最多652セーブをマークしたヤンキースの絶対的な守護神を引き合いに出して絶賛した。

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