上原 倍返しセーブ 前日サヨナラ被弾&2年前の雪辱果たした

[ 2013年10月10日 06:00 ]

<レイズ・レッドソックス>地区シリーズ突破を決め、捕手ロス(右)と抱き合って喜ぶレッドソックス・上原

ア・リーグ地区シリーズ第4戦 レッドソックス3―1レイズ

(10月8日 セントピーターズバーグ)
 倍返しで地区シリーズ突破だ!レッドソックスの上原浩治投手(38)が8日(日本時間9日)、レイズとの第4戦に2―1の8回2死一塁から登板。空振り三振で切り抜けると、9回は3者凡退に仕留めた。前日はサヨナラ本塁打を喫したが完全救援でお返し。地区優勝に続き今季2度目の胴上げ投手になった。田沢純一投手(27)は8回1死一塁から登板し、1/3回を無安打無失点。チームは08年以来5年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 因縁の男が視界に入った瞬間、上原の鼓動が激しさを増した。9回2死、打席には2年前の地区シリーズで本塁打を浴びたロンゴリア。守護神は軽く深呼吸すると、こん身のスプリットで空振り三振。両手を上げて何度も跳ね上がり、駆け寄ってきた捕手ロスと抱き合う。ヒゲ面のチームメートがなだれ込んだ。

 「勝ちたいという気持ちだけだった。(田沢とのリレーで試合を締められて)凄くうれしい」

 第3戦では9回にサヨナラ本塁打を被弾した。悔しさはあったが、午前0時を迎えたら前日を振り返らないのが流儀。「いつまでも引きずっていても返ってこない。それよりもきょう、あすを見た方が人生楽しい」と切り替えは早かった。そんな右腕を周囲ももり立てた。「みんなが声を掛けてくれた。凄い助かりました」。シャンパンファイト。「コウジ(上原)がきのうの分をやり返した」とオルティスは上原に大量のシャンパンを浴びせた。

 地元への思いは絶対に忘れない。4月15日。ボストンマラソンの最中に起きた連続爆破テロ。上原は「人としてありえないし、考えられない。本当に何をしたいのか分からない」と憤りをあらわにし、活気を戻そうとシーズンを戦った。

 上原は地区優勝でもらえなかったウイニングボールを、捕手ロスから渡された。胴上げ投手はあと2回可能性がある。「(目が)痛い、痛い」。次々とかけられるシャンパンは何度味わっても格別だった。

 ▽上原11年地区シリーズVTR レンジャーズに所属し、第2戦で4点リードの7回から3番手としてポストシーズン初登板。無死一、二塁のピンチを招き、ロンゴリアに高めの直球を中越え3ランされて降板した。これでリズムを崩し、タイガースとのリーグ優勝決定シリーズ3、5戦でも被弾。救援投手がポストシーズンで3戦連続で被弾するのは大リーグ史上初の屈辱でワールドシリーズでは登録メンバーから外れた。

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