大野 7回零封で5月10日以来の3勝目、高木監督「よう投げました」

[ 2013年6月22日 21:28 ]

<巨・中>富士山のかぶり物を手に入れたドアラ(左)が大野と一緒にポーズ

セ・リーグ 中日2―0巨人

(6月22日 東京D)
 リーグ戦再開2戦目。前夜は豪雨の中、いいところなく敗れた中日の先発マウンドを託されたのは若き左腕の大野。

 早くも2回には無死二、三塁と一本出れば炎上するピンチ。7番村田を三振に切って取り、後続も断って何とかしのいだ。「たまたまかもしれないけど結果がすべて。それで良しと考えている」と思い切った投球が活路を開いた。その後も、6回以外は走者は出しながらも本塁だけは踏ませず7回を無失点で切り抜けた。

 「出来ることをやっていこうという気持ちで投げた」と、5月10日の広島戦以来となる3勝目を振り返った。今季は開幕からローテーションを任されながらも勝ち星に恵まれずいきなり4連敗、5月に連勝を果たしたが白星からは再び遠ざかっていただけに「素直にうれしい。1イニングでも長く投げられるよう頑張りたい」と巻き返しを誓った。

 高木監督も「スタートを間違えなければ出来る(ピッチャー)。よう投げました」と賛辞を送った。チームはまだ借金10、首位の背中は遠いが3年目左腕が反撃の力になるはずだ。

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