直球で押しまくった!3年間で8勝の雄星が今季8勝目

[ 2013年6月22日 06:00 ]

<西・オ>6回2死一、三塁、山本を二ゴロに打ち取りガッツポーズをする西武先発・菊池

パ・リーグ 西武2-0オリックス

(6月21日 西武D)
 押した。西武・菊池は今季の「覚醒」を支えている直球で、押しに押した。4回。先頭のバルディリスに、8球連続ファウルで粘られた。根比べ。我慢比べ。最後は「あれが大きかった」と13球目の145キロ直球で空振り三振だ。122球。そのうち81球が、火の出るようなこん身の直球だった。

 「気持ちで投げた。思い通りにいかないのが野球。粘り強く、汚くてもいいから勝ちたかった」。12日の中日戦(西武ドーム)では9回1死までノーヒットの快投を披露した。中8日。17日には22歳の誕生日を迎え、岩手の両親から「頑張ってね!」と激励メールも届いた。そしてリーグ再開初戦のマウンド。菊池は猛然と腕を振り続けた。

 「前回は年に1度あるかどうかの投球だった。その次、きょうが大事」。試合前、自らにそう言い聞かせた。3回まで毎回、先頭打者の出塁を許しながらも耐える。「直球でいけるところまでいこう」。最速148キロ。6回には連続四球で無死一、二塁としたが、再びバルディリスを143キロで見逃し三振に仕留めた。糸井、李大浩(イデホ)、バルディリスの中軸3人には、46球のうち34球と74%が直球だった。7回を5安打無失点の7奪三振で8勝目。昨季までのプロ3年間で稼いだ通算勝利に、開幕から3カ月弱で並んだ。

 これで連続無失点イニングも16に。渡辺監督が「彼が防御率リーグ1位の証のような投球だった」という数字は、1・30に跳ね上がった。試合後のお立ち台。菊池は「凄く似合ってると思う」と大きく胸を張った。そこには「Saitama」の文字。08年に球団名に「埼玉」を冠してから、チームが初めて着用した地元名のユニホームだ。本拠地の大歓声。左腕の笑顔は、自慢の直球と同様にキラキラと輝いていた。

 ▼西武・ヘルマン(6回に決勝点適時打。今季6度目の猛打賞で打率は・335に上昇)きょうは本当にいい日。

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