代打の神様・桧山が決めた!球団タイの代打98打点

[ 2012年8月23日 21:39 ]

8回阪神1死満塁、代打桧山が左前に2点打を放ち、一塁に向かう

セ・リーグ 阪神6―3中日

(8月23日 倉敷マスカット)
 代打の神様がまた一つ、歴史を刻んだ。阪神一筋21年目の桧山は8回、1点リードの1死満塁で登場。初球、中日3番手・武藤のスライダーに「とんでもない空振りしてしまった」と笑ったが、直後の2球目に修正し、外角低めの直球を左前へ2点適時打を放った。「前の打者の新井貴が敬遠されての満塁だったからどんな形でも打ってやろうと思った」とベテランが意地のひと振りで勝利を呼び込んだ。

 この2打点で、八木2軍育成コーチ兼打撃コーチの持つ代打打点の球団タイ記録、セ・リーグ歴代3位となる98打点目。年に1度の岡山・倉敷マスカットスタジアムでの達成に「縁を感じる」と話した桧山。というのも、八木コーチの出身地が岡山で「大先輩と肩を並べられるのはうれしい」と素直に喜んだ。

 和田監督も「あそこは桧山しかなかった」と絶大な信頼を寄せている。チームは借金18の5位と低迷しているが、リーグ優勝も日本一も知るベテランは「(代打打点記録を)もっと更新できるように、なによりチームに貢献できるようにもっと頑張りたい」と躍進を誓った。

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2012年8月23日のニュース