岸田→平野 オリ逆転CS進出へ“勝利の逆方程式”

[ 2012年8月23日 06:00 ]

<日・オ>9回に登板したオリックス・平野

パ・リーグ オリックス13-8日本ハム

(8月22日 旭川)
 オリックスは投打一丸で連敗を6で止めた。今季最多13得点。16安打は今季最多タイで、12日ロッテ戦(QVCマリン)以来、10日ぶりの白星をつかんだ。両軍計30安打が飛び出した乱打戦を、岸田から平野につなぐ“新勝利の方程式”で締めくくった。

 2回に赤田、3回に高橋信、6回にT―岡田が一発。最大8点差をつけたが、6回に6点を奪われた。この嫌な流れを断ち切ったのは4番の李大浩(イ・デホ)だ。「選手の皆が責任を取ってやっていかないと。最後まで諦めずにやれば、良いことがある。信じてやっていきたい」。7回2死満塁から森内の内角高め直球を強振。走者一掃の左中間二塁打で勝負を決めた。

 19日のソフトバンク戦後、岡田監督は「もう諦めてるヤツ、おるからな」と指摘。4選手が2軍に降格した。旭川入りした20日、選手27人が市内の焼き肉店に集まり、巻き返しを誓った。「諦める数字じゃないということを皆で確認し合った」と赤田。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、誰ひとり諦めてはいない。T―岡田は「僕らは一戦一戦、全力で戦うだけ」と言い切った。

 打線の奮起に救援陣も応えた。8回は岸田、9回は平野が登板。岡田監督は、19日に打ち込まれた岸田を配置転換した。前日21日の試合前に伝えられ、当面はこの順番に切り替える。「投げるのは一緒。抑えるだけ」と新守護神の平野。逆転CS進出へ、望みある限り戦う。

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2012年8月23日のニュース