渡辺監督 打線に注文「一球一球に対しての執念がない」

[ 2012年8月23日 06:00 ]

<西・ソ>6回1死二塁、小久保の右前打を後逸する西武・熊代

パ・リーグ 西武2-8ソフトバンク

(8月22日 西武D)
 離脱した主将に白星を届けられなかった。21日のソフトバンク戦(西武ドーム)で死球を受けた西武・栗山が、「左尺骨骨折」でこの日、出場選手登録を抹消された。

 背番号「1」のシールを選手全員がヘルメットのひさしの裏につけて臨んだが、投打に精彩を欠いて大敗。渡辺監督は「ここ2試合打つ方がねぇ…。一球一球に対しての執念がない」と2試合で計2得点の打線に注文を付けた。

 チーム2位の打率・289で、1番打者としてけん引してきた栗山の抜けた穴は大きい。同郷の兵庫出身で弟分として可愛がっていた中島は「主将としてチームを引っ張ってきたし、一番つらいのはクリ(栗山)だと思う」と試合前に思いやった。

 だが、思いが結果につながらない。ヘルマンを4月7日のソフトバンク戦(西武ドーム)以来の1番に据えたが、4打数無安打に終わった。勝てば首位奪回のはずが、敗戦で一転。3位・ソフトバンクに4連敗を喫し、0・5差まで迫られた。23日も負ければ同一カード3連敗で3位転落の危機だ。腰痛から3試合ぶりに先発復帰してマルチ安打の中島は「3連敗はできへんからね」と口調を強めた。

 ▼西武・菊池(5回1/3を6安打3失点で今季初黒星)勝たなきゃ意味がない。リズムが悪くて流れをつくれなかった。

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