「やっぱり白河の関は…」光星学院健闘に被災地も拍手

[ 2012年8月23日 13:57 ]

決勝戦で大阪桐蔭に敗れ、悔しそうな表情の光星学院の生徒

第94回全国高校野球選手権大会決勝 光星学院0―3大阪桐蔭

(8月23日 甲子園)
 東北に初の大優勝旗をとの願いはまたも届かなかった。それでも光星学院の生徒や教職員からはナインに惜しみない拍手が送られ、東日本大震災で大きな被害を受けた東北の被災地でも多くの被災住民が健闘をたたえた。

 仙台市太白区の仮設住宅で孫の拓音くん(4)と試合をみていた伊東敬子さん(62)は「(優勝旗は)やっぱり白河の関は越えられなかったのかな。残念だった」と悔しそうな表情。岩手県宮古市田老地区の仮設住宅にある交流施設では住民10人が応援。無職の久坂賢二さん(70)は「今度こそ東北に優勝旗を思ったけれどよく頑張った」と話した。

 青森県八戸市の光星学院でも夏休み中にもかかわらず、学校関係者や地元の住民ら約400人が体育館に詰め掛け、黄色いメガホンとうちわを手に声援を送った。3年生の大嶋美由紀さん(17)は「負けてとても悔しい。(選手たちには)良く頑張った、お疲れさまと言ってあげたい」と話した。

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2012年8月23日のニュース