球団31年ぶりの快挙 19歳・武田「救世主になれるように」

[ 2012年7月7日 17:30 ]

ウイニングボールを手に笑顔を見せる、プロ初登板で初勝利を挙げたソフトバンク・武田

パ・リーグ ソフトバンク5―0日本ハム

(7月7日 札幌D)
 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー武田が6回を1安打無失点、4三振2四死球と好投し、プロ初勝利。球団では、高卒新人の初登板初勝利は31年ぶりの快挙となり「率直にうれしいです」と笑顔がこぼれた。

 ウエスタン・リーグで4試合で0勝0敗、防御率1.59の好成績を残した武田のプロ初登板の場所はアウェー。それでも「相手チームの声援も自分の声援にできたと思います」と新人らしからぬ肝っ玉を見せた。将棋が趣味という右腕は「一人一人のデータはしっかり入っていた」と言う。力のある真っすぐに、縦、横に曲がるスライダー。プロでは初めて投げたというチェンジアップも光った。

 この日は七夕。初勝利を願ったという武田は「今日のピッチングは全体的に良かった。自分のリズムでしっかり投げることができたので、これを続けていきたい」と意気込んだ。

 「今はホークスは厳しい状態なので、救世主になれるように頑張りたい」と武田。頼もしい19歳のルーキーは、宣言通りホークス上昇のキーマンとなる

 ▽秋山監督(武田に)「プロとしての第一歩を踏み出した。高い目標を持ってやってほしい」
 ▽小久保(武田に)「日本のエースを目指してやってほしい」

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2012年7月7日のニュース