岩村 涙の日本復帰1号「今まで苦し過ぎた…一言では言えない」

[ 2012年7月7日 17:57 ]

パ・リーグ 楽天12―1西武

(7月7日 西武D)
 昨季日本球界に復帰後、初の本塁打を放った楽天・岩村がお立ち台で涙した。

 7―1の8回1死、西武4番手・藤原のインコース高めの直球を振り抜いた当たりは、楽天ファンが待つライトスタンドへ。試合後、お立ち台に上った岩村は「はい…そうですね」と言葉を詰まらせると、「今まで苦し過ぎたので、一言では言えないです。ファンの方が最後まで応援してくれていた声も届いていたし、うれしいです」と必死に涙をこらえた。

 この日は4番に入り、5打数で1本塁打含む2安打3打点の活躍。7回1死一、二塁で勝ち越しの左前打を放った松井も、適時打で続いた岩村に「ああいうところで打って自分もうれしい」とわが事のように喜んだ。

 岩村は「まだまだこれが始まり。楽天には借りを作っているので一つずつ自分のできることを返していきたい」と意気込んだ。

 ▽星野監督(左打ち9人を並べた打線に)「みんな粘って牧田に球数を投げさせたのがよかった」

 ▽楽天・大久保打撃コーチ(岩村の活躍に)「一番耐えてきた選手。命懸けで打席に立っているのが練習から分かる」

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2012年7月7日のニュース