日本ハム代打攻勢的中!6回に一挙8点

[ 2011年9月10日 06:00 ]

<楽・日>仙台出身の加藤政は地元でのヒーローインタビューに目を潤ませる

パ・リーグ 日本ハム10-3楽天

(9月9日 Kスタ宮城)
 日本ハムが6年ぶり7連敗の危機を執念采配で切り抜けた。

 打者12人で一挙8点。逆転した6回を梨田監督は興奮気味に振り返った。「3点負けていたし、じっとしていられない。こちらから仕掛けるしかなかった」。小谷野の左前打と中田の左犠飛で1点差。なお2死二塁から3者連続の代打攻勢が的中した。二岡が四球を選ぶと、今季1軍初昇格の加藤政が同点中前打。代打3人目の今浪は右翼線へ勝ち越し二塁打を放った。こうなると勢いは止まらなかった。

 加藤政は仙台出身の2年目。東北時代はダルビッシュの1年後輩だった24歳は「このタイミングで打てたことは本当にうれしい。(震災で被災した地元を)これで少しは勇気づけられたかな」。試合後は敵地でありながら故郷のファンから大きな拍手を浴びた。指揮官も「(今浪と)どちらを先にするか迷ったが、決め手は仙台。脇役が頑張ってくれた」と称えた。首位ソフトバンクとは6ゲーム差。逆転優勝はまだ諦めていない。

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2011年9月10日のニュース