12Kで貫禄見せたが…マー君 最後の最後に「申し訳なくて」

[ 2011年9月10日 17:27 ]

パ・リーグ 楽天4-1日本ハム

(Kスタ宮城)
 田中が斎藤とのプロ初対決を制し完投で15勝目。それでも完封目前の9回2死満塁からの押し出し四球で今季4度目の完封を逃し「申し訳なくて…。0点で締めたかったけれど」と悔しさをにじませた。
 
 12奪三振でプロ5年目の意地を見せ付けた。多彩な変化球と150キロの直球で日本ハム打線に的を絞らせない。4回には1死2塁と初めて得点圏に走者を背負うが、連続で投ゴロで切り抜けると、6回2死二塁では、小谷野を三振に仕留め、雄叫びを挙げた。

 「うまい具合に投げることができた」と、日本ハムから今季初勝利。満員の観客を前に「本当に幸せです」と話した田中だが、気持ちを緩めることはない。「自分の投げる試合も少なくなるが、一戦一戦ベストの状態で望みたい」と最後まで全力での投球を約束した。

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2011年9月10日のニュース