山崎 雄星討ち10号!門田、落合に続く快挙弾

[ 2011年9月1日 06:00 ]

<楽・西>4回無死一、二塁山崎が菊池から左越えに3ランホームランを放つ

パ・リーグ 楽天4-3西武

(8月31日 盛岡)
 東北で主役を譲るわけにはいかない。楽天の山崎が、凱旋登板の西武・菊池から10号3ラン。4回無死一、二塁から甘く入ったチェンジアップを左翼席上段に運ぶ一発に「盛岡は7戦4発だな。本当なら東北は楽天一色なんだけど、きょうは雄星のファンが多かったね」と余裕の笑み。菊池に声援を送る応援席を静まりかえらせた。

 8月18日の西武戦(西武ドーム)で通算400号を菊池から放って以来となる一発。「俺の息子でもいいくらいの年の差で複雑な心境で打席に入っているよ」。前回の1本は9回、菊池のプロ初完封を阻止。今回も故郷に錦を飾らせず、22歳年下の2年目左腕にプロの厳しさを教えた。星野監督も「武司が一発打って助かった。たまには打たないと、忘れられてしまうだろ」と称えた。

 今季108試合目で2桁本塁打。43歳シーズンでは91年のダイエー・門田、96年の巨人・落合に次いで史上3人目の快挙だ。「進塁打もある場面で打てのサインだった。4番を打たせてもらっている以上は本塁打をと思った」と山崎。若い者には負けていられない。大砲のプライドを胸に、まだまだ豪快なアーチを積み重ねる。

 ≪若手討ちでベテランの貫禄示す≫11月に43歳を迎える山崎(楽)が4回に10号3ラン。43歳シーズンで2桁本塁打をマークしたのは91年門田(ダ)18本、96年落合(巨)21本に次いで3人目になる。2年目の菊池(西)からは8月18日に次いで2本目。今季の山崎は新人の斎藤(日)、須田(横)、3年目の西(オ)から1本ずつと若手から半数の5ホーマー。ベテランの貫禄を見せつけている。

 ▼楽天・井坂(6回無失点で今季2勝目)自信を持って思い切っていこうと思った。先に打線の援護をもらったので楽に投げることができました。

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2011年9月1日のニュース