中日・井端をドーピングでけん責処分…眼の治療薬で

[ 2011年9月1日 18:30 ]

中日の井端弘和内野手のドーピング違反について記者会見するプロ野球の加藤良三コミッショナー

 プロ野球の加藤良三コミッショナーは1日、中日の井端弘和内野手(36)をドーピング違反でけん責処分としたと発表した。競技力向上目的ではなく、治療薬使用での球団内手続きミスと本人の誤った思い込みが原因と判断し、出場停止などのない最も軽い処分とした。2007年にドーピング検査を本格導入したプロ野球で違反者は4人目、日本選手では初めて。

 中日球団には制裁金300万円を科した。7月12日の検査でステロイド系のプレドニゾロンなど3種類の禁止薬物が検出された。

 井端は目の疾患のためにプレドニゾロンなどが含まれる治療薬を服用しており、09年4月に使用を日本野球機構(NPB)の医事委員会に申請した。しかし承認失効期日が同年5月30日であることを知らず、再申請をしないまま服用を続けた。

 NPBは中日球団が失効期日を伝える判定書を井端に見せていなかったことを指摘し「酌むべき事情があった」とした。中日の佐藤良平球団代表は「大半の責任は球団にあり、深く反省している」と話した。

 井端は1日、阪神18回戦(ナゴヤドーム)に出場した。

 プロ野球では、これまで07年のリック・ガトームソン投手(ソフトバンク)ら3外国人選手がドーピング違反で、20日間から1年間の出場停止処分を受けた。

 ▽加藤良三コミッショナーの話 関係者、当事者から綿密なヒアリングを行い、けん責が適切であると総合的に判断した。こういうことが起こったことは遺憾。この世界は他の競技を含めて自己責任。プロ野球の場合は選手プラス管理者に対する責任という規定のされ方をしている。

 ▽中日・佐藤良平球団代表の話 われわれの認識不足を深く反省している。球団の責任が大半で、NPBや関係者、ファンに心配をかけて申し訳ない。今後は責任者を明確にし、早急に整備を進めていく。

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