黒田 メジャー初V打点だ!自己最多タイ11勝目

[ 2011年9月1日 06:00 ]

パドレス戦の2回、リベラの押し出し四球で生還し、イーシア(右)に迎えられるドジャース・黒田

ナ・リーグ ドジャース8-5パドレス

(8月30日 ロサンゼルス)
 ドジャースの黒田博樹投手(36)は30日(日本時間31日)、パドレス戦に先発。6回4失点で、メジャー自己最長の4連勝で、昨季に並ぶメジャー自己最多の11勝目を挙げた。打席でも2回に自らの押し出し四球から8得点の猛攻を呼び、勝利打点も記録。8月はこれで5勝(1敗)で、日本投手では08年8月の松坂大輔(レッドソックス)以来、4人目の月間5勝の快挙となった。
【試合結果】

 試合後。黒田は、クラブハウスのチームドクターの元へ駆け込んだ。節目の10勝目を挙げてから中5日。疲れが抜けきらず、さらに風邪の症状も重なる中での登板だった。それでも勝利が何よりの良薬。診察を終えて一息つくと、ようやく達成感が体を包み込んだ。

 「まさか、ここまで(11勝)来られるとは思っていなかった。野球の神様はいるってね。耐えていればある程度、数字は何とかなる」

 体調不良の影響もあり、序盤から苦しんだ。速球に切れがなく、変化球もいまひとつ。さらに「審判も厳しかった」とストライクゾーンの狭さに悪戦苦闘した。それでも5回までは2安打無失点。「点差が点差なので、余計にコースを狙うのが難しかった」と制球が甘くなった6回にブランクス、ハドソンに2者連続本塁打を浴びて一挙4失点。この回で降板となった。それでもメジャー自身初の4連勝を飾った。

 「1点に抑えて負けるときもあれば、こうやって打たれても勝てるときがある。またいい経験ができた」と素直に勝利を喜んだ。自らのバットでも貢献した。2回1死満塁で、先取点となる押し出し四球を選んだ。制球に苦しんでいたスターファーに対し、6球中5球でバントの構えをして揺さぶった。この回8点の猛攻を呼び込み、3回には右前打も放った。

 次回は9月5日(日本時間6日)のナショナルズ戦に登板予定。「あと1カ月、気持ちを入れ直してここからやりたい。次の試合へ向けしっかり調整したい」。メジャー自己最多勝利はもちろん、まだまだ貪欲に白星を積み重ねる。

 ≪黒田の打点は3年ぶり≫黒田がメジャーで初の勝利打点を挙げた。打点自体も08年8月9日のジャイアンツ戦以来、3年ぶりだ。日本投手で勝利打点を挙げ、自ら勝利投手となったのは、のべ11度目。野茂英雄が5度、大家友和、石井一久が各2度、吉井理人が1度、過去に記録している。直近は大家がブルワーズ時代の06年4月15日のメッツ戦で記録。黒田は5年ぶりの快挙となった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年9月1日のニュース