平尾 今季初安打がV打!観戦婚約者の前で決めた!

[ 2011年5月23日 06:00 ]

<神・西>延長11回2死一・三塁、西武の代打・平尾が左前に勝ち越し適時打を放つ

交流戦 西武2-1阪神

(5月22日 甲子園)
 もうすぐ夫になるチャラ男が決めた!西武は22日、阪神戦(甲子園)の延長11回2死一、三塁で、代打で登場した平尾博嗣内野手(35)が決勝の左前打を放った。プロ18年目のベテランは、年内にも兵庫県出身の一般女性(27)と結婚することが決まったばかり。最愛の伴侶となる女性がスタンドで観戦する前で、今季初安打が試合を決める快打となった。

 スタンドからの熱い視線を背中に受け、平尾が打席に向かった。同点の延長11回2死一、三塁。小林宏との力勝負だった。フルカウントから際どいコースを3度ファウルで逃げた。9球目の直球。短く持ち直したバットで、左前に運んだ。

 「みんながこういう場面で回してくれた。僕が打ったとかではなく、みんなで接戦を取れたのが大きい」。代打で放った今季初安打は、自らの門出を祝う一打だった。今年に入って埼玉県内で同居を始めた、兵庫県出身の一般女性(27)と年内にも結婚することが決まった。「料理もいろいろと考えてつくってくれるし、最近はココイチ(カレー店のCOCO壱番屋)行ってないよ」と、そのサポートには感謝感激。この日のスタンドには、結婚相手の女性とその両親を招いていた。

 平尾にとって、甲子園は聖地であり原点だ。大宮東3年時にはセンバツ準優勝。同年ドラフト2位で阪神に入団した。西武にトレード移籍する01年まで、プロとしての技術を磨いた。高校通算68本塁打をマークする長距離打者だったが、当時の野村監督時代に転機があった。「細かいプレーもできるようにならないとプロではダメだったし、試合に出られなかったから」。バント練習を繰り返し、二塁のポジションをつかむために連日、久慈(現阪神コーチ)とともにノックを受けた。

 甲子園での鍛錬は、息の長い野球人生につながった。18年目の今季は高校時代以来の五厘刈りに、野球に懸ける思いを込めた。「これまでの17年は、補欠だったと言ってどこかに逃げ道を作っていた」。3月の右太腿裏肉離れで出遅れ、この日が今季2打席目。代打の切り札として存在は貴重だが、本人の先発出場へのこだわりは強い。

 チームのムードメーカーは、照れ屋な一面も持つ。昨年は本拠地でのお立ち台を3度断った。この日は敵地でのヒーローインタビューを終えると「阿部のバットを借りて、それで打てました」と、同僚に感謝しながら球場を引き揚げた。

 ▼西武・渡辺監督(平尾は)勝負強いのは分かっている。何とかしようという気持ちが出ていた。

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