栗原“自身最遅”31試合目!待望決勝1号

[ 2011年5月23日 06:00 ]

<広・ロ>8回、広島の栗原は左越えに1号3ランを放ち石井琢と抱き合う

交流戦 広島4-1ロッテ

(5月22日 マツダ)
 快音を残した打球は一直線に左翼席上段に到達した。1―1の8回、広島の栗原が1ボール1ストライクからロサが投じた151キロの速球をフルスイング。開幕から31試合目での待望の今季1号が試合を決める一発となり、「本塁打が出ていなかったので、今季は打てるのか心配だった」と本音を漏らすと同時に、ホッとした表情を見せた。

 4回と6回に得点圏に走者を置きながら、ともに飛球で凡退。打線の流れを断ち切っていた。そして迎えた第4打席。「自分で決めてやる」とロサの真ん中に来た直球を完璧に捉え、赤に染まったスタジアムを歓喜に変えた。

 これまで最も遅かったシーズン1号本塁打は4年目の03年の出場22試合目。ただ、ここまで本塁打が出なかったのは「自分のスイング、形ができていなかった。当てにいっていた」と低反発の統一球の影響を否定する。

 打ちにいく瞬間に、左足が開き、右肩が下がるという悪癖が顔を出していた。このため、左方向へのいい当たりがファウルになっていた。もともとシーズン中盤から調子を上げてくる選手で、ようやく自身の打撃の形が見えてきた中での一発だった。

 昨季の4番から今季は5番に座る男の復調に、野村監督も「一番いいところで(栗原)健太が打ってくれてチームに勢いをつけてくれる」と頬が緩んだ。これで首位ヤクルトには1ゲーム差に肉薄。こいのぼりの季節が過ぎても広島の勢いはまだまだ止まらない。

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