唐川4失点 プロ初黒星も成長アピール

[ 2008年6月6日 06:00 ]

<ロ・中>3回、4点を失った唐川は不満げな表情を浮かべながらベンチへ戻る

 【ロッテ1-4中日】スーパールーキーが昨年の日本一軍団からプロの洗礼を受けた。ロッテ・唐川侑己投手(18)は5日の中日戦で中村紀に3ランを浴びるなど7回4失点。6試合目にして初黒星を喫した。千葉マリンの風の影響を受け、初めて1試合2四球を与えるなど制球を乱した。それでも中盤以降は立ち直り、成長をアピール。伸び盛りの18歳は踏まれて強くなる。

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 悔しさと、次への確かな手応え。ルーキー唐川が喫した6試合目でのプロ初黒星には多くのものが凝縮されていた。「4回以降はしっかり投げられた部分もありました。それを最初からできなかったのが反省点です」

 慣れ親しんだはずの千葉マリンの風が、もう一つの“敵”になった。普段、中堅から本塁方向へと吹く特有の海風とは違い、この日は左翼から右翼へ。3回、中村紀に喫した3ランは、その風に乗って右翼フェンスをギリギリで越えた。マウンドでは右横から吹き付ける感覚。「多少、影響があったかも」と宝刀スライダーの変化にも影響が出て、持ち味の制球を乱した。初回、先頭・荒木にいきなり四球。警戒していた荒木の足は、けん制で刺して封じたものの、3回にもウッズへ四球を与えて傷口を広げた。

 プロ初の1試合2四球と1イニング4失点。昨季日本一の中日に洗礼を浴びたが、そのまま終わらないあたりが並の18歳とは違う。4回以降の4イニングは内野安打1本に抑えてゼロを並べた。巨人、阪神と2試合連続KOされて迎えた一戦。これまでのワインドアップからノーワインドアップに替えて投球フォームのバランスを整え、苦手のクイック投法は絶妙なけん制で補った。バレンタイン監督は「中村紀の一発は右翼への風に乗ったもの。3回以外はいい出来で十分に勝てる内容の投球だった」と評価。続けて「攻撃の方で、いいところで1本出ていれば」と中日を上回る10安打を放ち1点止まりの拙攻に敗因を求めた。

 まだ18歳右腕のシーズンは始まったばかり。「(初黒星も)最近2試合で負けがついていない方がおかしいくらいだし、特に負けがついたからっていうのはない」。唐川にショックを引きずる様子はない。次回登板予定は成田市関係のイベントが行われる“成田デー”の12日広島戦(千葉マリン)。初めて味わう黒星と引き換えに得た自信を生かし、本来の輝きを取り戻す。

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