【センバツ】6回1失点の東邦の長身右腕・山北「打たせて取れた」父は元中日の“和製ランディ”茂利氏

[ 2023年3月25日 14:52 ]

第95回選抜高校野球大会2回戦   東邦6-3高松商 ( 2023年3月25日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 高松商・東邦>東邦の先発・山北(撮影・岸 良祐)
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 東邦が高松商に勝利し3回戦に進出。春通算58勝となり、同じ愛知勢の中京大中京と並んで歴代1位タイとなった。先発した背番号10・山北一颯(3年)は6回を投げ、7安打1失点と力投し、勝利に貢献した。

 試合後、1メートル89の長身右腕は「チームが勝てたのでオッケーです。スピードにこだわらず、打たせて取れた。テンポ良くアウトを積み重ねた結果。バッターも打ってくれたので良かったです」と笑みを浮かべた。

 初戦の鳥取城北戦は7回に2番手で登板し、2四球を与えながらも無失点。山田祐輔監督は「初戦を投げさせた時に良い表情で投げてましたし、マウンド度胸がついたように感じましたのでチャレンジしてみました」と2回戦の先発に抜擢。

 指揮官の期待に応えるように試合をつくり、仕事をまっとう。次戦に向けて「投げるか分からないんですけど、チームが勝てればオッケーなんで、いつでもいけるように準備しておきます」と力を込めた。

 山北の父は中日、横浜などで通算208試合に登板し「和製ランディ」と呼ばれた山北茂利氏。父同様、長身から角度ある球が武器だ。「中学校の頃まではプロの息子だからという目でみられていた。高校になってあまり感じなくなった。中学の時は比べられるのがきつかったです」と以前は重圧があったことを認める。それでも一回り成長した現在は、父を誇りにチームの白星のために今後も甲子園で腕を振る覚悟だ。

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2023年3月25日のニュース