ソフトB・大関 盤石仕上げ5回無安打 3・31開幕戦へ「勝つことだけを考えて投げる」

[ 2023年3月25日 05:01 ]

オープン戦   ソフトバンク6-1広島 ( 2023年3月24日    ペイペイD )

3回、小園を三振に抑え笑顔を見せる大関(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・大関が3月31日のロッテとの開幕戦へ向けて盤石の仕上げを見せた。オープン戦最後の先発で5回を投げて無安打無失点。許した走者は初回1死から菊池を四球で出しただけという、非の打ちどころのない投球だった。

 「凄く良かった。本番のつもりで投げていい形でまとまってくれた」。直球は最速150キロをマークし、スライダー、フォーク、カーブをちりばめ、4者連続を含む6三振を奪った。唯一、走者を許した初回は菊池が盗塁死したため打者15人で終了。62球のうち41球投げた直球を軸に打者を圧倒し、「いろんな球が使えて、何より押しこめていた」とうなずいた。

 2月の宮崎キャンプ中に自身初の開幕投手を通達されてから約1カ月が過ぎた。「しっかりやらないといけないという気持ちが強くなってる。これからどんどん高まっていくと思う」。プレッシャーをひしひしと感じているが、仕上げに関しては抜かりはない。

 開幕戦ではチームの勝利にこだわる。「どんなにいい投球をしてもチームが勝てなかったら意味がない。勝つことが一番大事。勝つことだけを考えて投げる」。育成選手からはい上がってプロ4年目でつかんだ大役へ弾みをつけた。(森 寛一)

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2023年3月25日のニュース