【センバツ】9回逆転2ラン作新・武藤「思い切って内角の球を狙っていた」会心の一発で23年ぶり春8強

[ 2023年3月25日 17:26 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   作新学院9-8英明 ( 2023年3月25日    甲子園 )

<第95回選抜高校野球大会 第7日 英明・作新学院> 9回1死一塁から逆転2ランを放った作新学院・武藤 (撮影・須田 麻祐子)
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 作新学院は逆転勝ちで英明に勝利し、ベスト8に一番乗り。2000年以来23年ぶりに春8強進出を決めた。

 3-4の8回に4点を奪って逆転もその裏に4点を返され、再び試合をひっくり返された。それでも作新学院ナインは諦めず、7-8の9回1死から武藤匠海(3年)が左翼席へ逆転2ラン。三度、試合をひっくり返し、壮絶な乱打戦を制した。

 武藤は打ち合いを制しての劇的勝利に「めちゃくちゃ嬉しいです」と満面の笑み。9回の逆転2ランは「負けてる場面で自分に回って来て、監督さんに打席入る前に“左中間行け”と言われたので、思い切ってインコースの球を狙っていたのでそこを振りに行きました」と一発を狙っていたといい「夢の甲子園という場所でホームランを打てたのはとても嬉しかったです」と喜んだ。ダイヤモンドを一周する間は「お客さんがとてもいっぱいいて選手たちが喜んでいる姿を見て、甲子園って素晴らしい場所だなって感じました」と余韻に浸ったという。

 両軍合わせて25安打の乱打戦を勝ちきった要因として「投手が皆でつないでくれて野手も全員でワンヒット、ワンヒットでつなぐ練習をしてきたので、それが全面的に出たので、それが勝因だと思います」と振り返り、ベスト8一番乗りに「関東でギリギリで選ばれた作新学院なんですけど、こうやって勝ち切れてるのは応援してくれる方々のおかげなので、次も感謝の気持ちを持って挑みたいです」とした。

 次戦へ向けて「次も自分が打てるように思い切ってプレーするのと、ホームランを狙い過ぎないように。ワンヒットでつなぐ意識で挑みたいです」と意気込んだ。

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