履正社・福田 7回まで無安打投球も涙「日本一を目指していたので悔しい」6四球が響き1点差敗戦

[ 2023年3月25日 05:10 ]

第95回選抜高校野球大会第6日・2回戦   履正社2-3高知 ( 2023年3月24日    甲子園 )

<高知・履正社>がっくりとアルプスの応援団に挨拶に向かう履正社ナイン(撮影・井垣 忠夫) 
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 履正社の最速147キロ左腕・福田幸之介は、7回まで無安打投球と力投するも白星にはつながらなかった。2―1の8回先頭に右前打を許すと、犠打と四球で1死一、二塁を招いて交代。後を受けた2番手の増田壮が2死満塁から決勝の中前2点適時打を献上した。

 福田は試合後に涙を流し、「無安打のことは気にしていなかった。優勝以外は、準優勝も初戦負けでも一緒。日本一を目指していたので悔しいです」と肩を落とした。

 終盤まで無安打投球を続けながら、6与四球と制球に苦しんだ。「四球からの失点だった。それが1点差で負けた原因だと思います」。同校は19年夏に優勝して以来の甲子園出場だった。22年4月から指揮を執る多田晃監督は、甲子園初采配を振り返り「悔しい。選手は粘って頑張ってくれたが、申し訳ない」と頭を下げた。

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