西武・山川 凱旋どすこい弾 WBCの達成感と悔しさ「半分半分の半分ですよ。やっぱ悔しいですよ」

[ 2023年3月25日 18:42 ]

オープン戦   西武―DeNA ( 2023年3月25日    ベルーナドーム )

<西・D>6回、ソロ本塁打を放ちポーズを決める山川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武・山川穂高内野手(31)が本拠地凱旋弾を放った。

 WBCから23日に帰国し、24日はフリー打撃で調整。そして志願して「4番・DH」で先発した今季初の本拠地ゲーム。6回1死で迎えた第3打席に相手先発・ガゼルマンの146キロを完璧に捉え、左翼席上段に運ぶ完璧な1号ソロ。「打ててよかったです」と笑みがこぼれた。

 声出し応援が解禁となってからは初となるお決まりの「どすこい」ポーズ。世界一に輝いた主砲と西武ファンが共鳴した。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――ファンとどすこい。

 「当然嬉しかったですし、できれば開幕して、大勢とできれば1番です」

 ――体調は。

 「いつもと変わらず。昨日まではちょっときつかったですね。走ったり、なんかちょっと動くだけでもすごいきつかった」
 ――ちょっと後悔?

 「あれは冗談です」

 ――動いたほうがいい。

 「試合がなければ気持ちの部分では休みなので。体をほぐすことでいえば、練習は少しでもできればいいので。そのつもりでした」

 ――改めてWBC。悔しさか達成感か。

 「半分半分の半分ですよ。やっぱ悔しいですよ。悔しいっていうか、もうちょっと、もうちょい出たかったっていう思いと。カズマとかムネとかみんなが打ってる中、この立ち位置は仕方ないと思う。これは半々です。ただ結果的に優勝するために、一員として呼ばれたので。僕がいくら出て、いくら打ちまくっても、優勝してなかったら意味なかったので。そういう意味で言ったらあの結果っていうのは最高ですし。僕の個人のわがままで言えば、もうちょっと出たかったなっていうのもありましたけど。きょうs出て出ること楽しいですし、4打席あるのはすごいいいなとやっぱ思いましたね。

 ――得たもの。

 「野球というスポーツの持つ力とか、感動とか。技術面で得たものっていうのは正直ないですけど。ないというか、それはジャパンのメンバーから色々吸収して、今から表現していくことですけど。それよりもちょっと心の、メンタル的なですね。野球を楽しむとか、ファンがこれだけ応援してくれるっていうことを感じ取れたっていうのが1番収穫かなと思いますね」

 ――1発出た。

 「なんだろう、なんて言えばいいんのかな。いい打ち方ですね。いいホームランでした。実は飛びすぎるホームランってあんまよくなくて。あれぐらいが1番僕は好きなんです」

 ――完璧に見えたが。

 「完璧な時ってもっと飛ぶとか飛距離が出出るとか。もっと弾丸ライナーで行くとか。いろんなホームランの中にもいろいろ種類はありますけど、今日のホームランは僕は好きです。あれがいっぱいできればいい」

 ――どすこい。

 「当然もっと大勢の中で。OP戦なんでね。開幕戦はきっと超満員であってくれるはずですし。もっと大勢の中でみんなで一緒にできれば。それも知ってるんで、僕。これからそれをたくさんできたらいいなと思いますね」

 ――髪の毛の色変えた。

 「色変えました。(なんか意味は)ほんとなにもないですけど、髪の毛家で切ってもらうんすよ。美容師さん来てもらって。それずっともう何年やってるかな。5、6年ずっと家に来て、カットしてもらって。色とか結構お任せなんすよ。あんまりあやこやいってないんで、でも、個人的にはこの色は好きです」

 ――WBCの途中の悔しいっていうお話をされましたけど、逆にく苦しいっていう感情は。

 「苦しいはないです。出たいなっていうのは常々。僕は基本スタートから出てるので、いつも。それがスタートからではないってなるとね。いつもスタメンを聞くたびにあ出てねえなって思うのはあります。でもね、自チームだったらマジでもうはあ、みたいな感じで。思う時もありますけど。でももうジャパン中ですし、それこそね。岡本と牧もファーストできるし、じゃあこの何人かでやってる中でみんなバカバカ打ってて、僕が出れない。僕も全然調子悪くないですけど、出れないって言ったらしょうがない。これがまたカズマがめちゃくちゃ調子が悪いのに、明らかに使ってるって言ったら、ちょっと待てって思ってなりますけど。そうじゃなかったじゃないですか。何も文句はないですし、しょうがないこと」

 ――WBCに行って行く前と後で何かご自分の目標が変わったことは。

 「これは全然変わんないです。ホームラン王と打点王を獲って。特にホームラン王。ホームランは絶対取るし、それによってチームが絶対優勝に近づくはず。これはもうずっと変わらないので、今年に関しては、特にホームランをっていうのは必ず取るので。絶対譲りたくないところです。これはもうWBCがあったからではない」
 
 ――WBCに行って、野球観が何か変わったことは。

 「元々、楽しんでやりましょうっていうタイプなので。試合の3時間、4時間の間で苦しいことの方が明らかに多いな中で俺、苦しいですって言いながら、やるよりはそれはねのけるぐらいのテンションで、やった方が結果はいいので。それは元から知ってることですけど、さらにジャパンに行くことによって、気持ちはさらにより強くなったっていうところです。でも、もうなんか別人ですよ。同じ野球でも、WBCのシーズンだったら、もう全く違うと思います」

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