中畑清氏「心苦しいんですけど」セ・リーグ優勝チーム予想に徳光アナ突っ込み「勇気ある発言だなあ」

[ 2023年3月25日 21:29 ]

中畑清氏
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 プロ野球・DeNAの元監督で、スポニチ本紙評論家の中畑清氏(69)が25日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)にゲスト出演し、プロ野球の今季順位予想を行った。

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた侍ジャパンを祝福して盛り上がった後、番組パーソナリティーのフリーアナウンサー・徳光和夫が「来週のきょうは第2戦ですから」とペナントレースの話題に。中畑氏は「あんまり見てないんですよ。見てない状況で無責任に順位を付けるのは心苦しい」と前置きした上で、パ・リーグは優勝・オリックス、2位・ソフトバンク、3位・楽天、4位・西武、5位・ロッテ、6位・日本ハム、セ・リーグは優勝・阪神、2位・巨人、3位・ヤクルト、4位・DeNA、5位・中日、6位・広島と順位を予想した。

 パはオリックスとソフトバンクの戦力が拮抗しているとしつつも「オリックスはピッチャーがいいし若手に勢いがある。一時期のソフトバンクのイメージがオリックスにある。選手層が厚い」とオリックスのリーグ3連覇を予想。セでは、かつて率いたDeNAについて「ちょっと苦しむかな…ピッチャーが弱いかな」と指摘し、ヤクルトは抑えで連覇に貢献したマクガフの穴が大きいとした。

 古巣でOB会長を務める巨人の2位予想には、徳光アナから「勇気ある発言だなあ。誰だ、今日のゲストに呼んだの」とツッコミも。中畑氏は「OB会長として心苦しいんですけど、現状で菅野もダメ、先発の頭数がそろわない。1年間を考えたときに2桁勝てる先発ピッチャーが3~4人いるっていう数字が見えてこないと優勝候補には挙がらない」と説明。「戦力が変わってないもん」と若手が育っていないことを嘆いた。期待の選手として門脇と増田陸を挙げたほか、侍ジャパンで活躍した戸郷には「真のエースになる年になるかもしれない」と期待を寄せた。

 阪神については、「思い切りのいい改革をする」と岡田新監督による中野の二塁コンバート案を評価。「今の阪神に足りないもの、危機感や緊張感に手を下している。間違いなく今年飛躍するのは阪神。最初いいスタートを切れたらグググっと行く可能性ありますよ」と話していた。

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