カージナルスのマイコラス投手が新たに3年契約を締結 総額は73億円 開幕投手も決定

[ 2023年3月25日 09:37 ]

カージナルスと新たに3年契約を結んだマイコラス投手(AP)
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 WBCに米国代表として出場したカージナルスのマイルズ・マイコラス投手(34)が、2019年に締結した20~23年シーズン分の契約を改定。AP通信によれば同球団と3年、5575万ドル(約73億円)で新たに契約を交わし、旧契約で1575万ドル(約20億6000万円)だった今季の年俸は1875万ドル(約24億6000万円)に増額された。

 来季以降の2年の年俸はともに1600万ドル(約21億円)でこれに7月1日に支払われるサイン時ボーナスの500万ドル(約6億6000万円)が加わって5575万ドルに達する形。このほか、サイ・ヤング賞受賞ならば25万ドル(約3280万円)、球宴選出ならば5万ドル(約660万円)、リーグ優勝決定シリーズMVPならば10万ドル(約1310万円)、ワールドシリーズMVPならば15万ドル(約1970万円)といったボーナスが設定されている。

 巨人に3シーズン在籍しているマイコラスはカージナルスでは4シーズン目。昨季は12勝13敗、防御率3・29という成績を残してナ・リーグ中地区の優勝に貢献していた。

 ジョン・モゼリアック編成本部長は24日「オーナーも我々もマイコラスとの契約をとても重要だと考えていた。22年は圧倒的なピッチングで、オールスターだったからね」と説明。同日、オリバー・マーモル監督からは開幕投手にも指名された。3月30日(同31日)本拠地のブルージェイズ戦は当初、カージナルス18年目で、今季が現役最後となるアダム・ウェインライト投手(41)が7度目の開幕投手を務める予定だったが、WBC決勝戦の前の練習で、ウエイトルームで足の付け根を痛めていた。

 マイコラスは「いくつもの夢が現実になった。セントルイスでの開幕戦は特別な日。いつか経験できればと思っていた。シーズンの初め、良いスタートを切る手助けができるのは素晴らしい。契約延長も、カージナルスは長い間、プレーしたいと考えていたチームだった。子供の頃からのファンだからね。だから少しでも長くこのチームにいたかった」と笑顔で話していた。

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2023年3月25日のニュース