Rソックス吉田、WBCへ快音締め「有意義な時間過ごせた」 次は侍ユニで「世界一に向けて戦う」

[ 2023年3月2日 04:07 ]

ライブBPで左腕クリス・セールと対戦したレッドソックス吉田正尚選手(撮影・杉浦 大介通信員)
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 WBCに向けた日本帰国を直前に控えたレッドソックスの吉田正尚外野手(29)が1日(日本時間3月2日)、フロリダ州フォートマイヤーズの球団施設でライブBP(試合形式の打撃練習)に臨んだ。球宴選出7度の大型左腕クリス・セールと対戦した第1打席、内角の90マイル(145キロ)の速球が右太腿に当たる死球でひやっとさせる場面も。ただ、その後も問題なく打席に立ち、第2打席ではセールの90マイルの速球を奇麗に左翼にはじき返す安打性の打球を放った。

 この日はセール、右腕ビクター・サントスを相手に4打数1安打2四死球。改めて好打と選球眼の良さをアピールし、レッドソックスのキャンプ地での練習を締めくくった。吉田は2日(同3日)、日本への帰国を予定している。

 練習後の一問一答は以下の通り。

 ――帰国前、最後の練習でのライブBPでセールと右腕と対戦した。
 「ここ何試合か課題が自分で出た中で、今日はそれも練習から昨日から少し取り入れながら、というところで、今日ライブBPは挑みました」

 ――左翼へ安打性もあった感触は。
 「自分の中である程度、メカニックの部分でこうなってしまうと、まあこういう結果になるっていうのは何となく分かって来てるので、そこをしっかり修正して、いければいいかなと思います」

 ――明日、日本へ出発。WBCに向けて、ここまでの調整は。
 「初めてアメリカのキャンプに参加して、いろいろ新しい発見などありましたし、すごくいい有意義な時間を過ごせたと思います。日本に帰ったら次は侍のユニホームを着て世界一に向けて、メンバーと一緒に戦っていけたらいいなと思います」

 ――昨日も話した通り、鈴木誠也選手が出場辞退。より強い気持ちが芽生えたか。
 「いや、そんなに気負うことは自分の中でなくて、本当に素晴らしい日本にいるメンバーも素晴らしい選手たくさんいますし、そういうメンバーと共に一緒にやれるとすごく光栄だと思いますし、力を合わせて頑張っていきたいなと思います」

 ――死球の足は大丈夫か。
 「はい、まあちょろっと(笑)。痺れたりはしていないです」

 ――セールに関しては、アメリカでもかなり独特のピッチャーの部類。
 「角度はそうですね。はい、感じますね。手足も長さもありますし、向かってくるっていう感じはありますね」

 ――キャンプ中は少し牧歌的で緩やかな雰囲気の米国から、WBCで湧く日本では多くのファンや報道陣に囲まれる環境になる。
 「大谷くんいるから大丈夫じゃないですか(笑い)」

 ――今日はデバースと楽しそうに。日に日にリラックスできるようになっているのでは。
 「最初よりは多少はやっぱり慣れてこないといけないと思いますし、同じWBCも戦いますし、そういう話もしながら。お互い“グッドラック”じゃないですけど、幸運を祈ると。ケガなくまた合流できればいいなと思います」

 ――トラッシュトークじゃなく、高め合うような感じ。
「“マイアミで会おうぜ”みたいな感じですね」

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