落合博満氏の助言でラミちゃん開眼!?“遠慮せずホームラン狙え”

[ 2023年3月1日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が1日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今年1月、プレーヤー部門で殿堂入りした元DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)について語った。

 01年からヤクルトでプレーし、巨人、DeNAでも主砲として活躍したラミレス氏は外国出身選手最多の2017安打を記録した。そんなラミレス氏との思い出について聞かれると、評論家時代にラミレス氏を取材した時のエピソードを明かした。

 「当時、ヤクルトにペタジーニっていたでしょ。『ペタジーニがホームラン打ってるのに、何でお前ホームラン狙わないんだ』って」と言ったと明かし、「打てる力があるのにもったいねぇだろって」と遠慮しながら野球をやっているように見えるスタイルの変更を促したという。その場にはペタジーニの奥さんも同席していたといい、オルガ夫人も「そうだ、そうだ」と落合氏に同調していたと笑いながら振り返った。

 中日時代には監督と選手として対戦し、「川上憲伸のカットボールをよく打ってたね」と苦笑いを浮かべながら「彼は初球は絶対打たないとかね、何球目打つと決まったら、ボール球でも振ってくるようなバッターだった」と当時を思い出しながら懐かしんだ。

 バッティング技術とともに駆け引きも上手だったというラミレス氏。外国人選手初となる2000安打をマークしたことには「素晴らしいの一言ですよ」と称賛。元阪神のランディ・バース氏(68)とともに初めて外国人選手が殿堂入りしたことには「ああ、そうなんだ」と驚きつつ、「これから入る選手って、そうはいないと思う。基準がないだけにね」と2人が成し遂げた偉業を称えていた。
 

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