日本ハム・矢沢 14or15日西武戦で二刀流デビュー 新庄監督起用法明言“外野→救援→外野”

[ 2023年3月1日 06:00 ]

日本ハム・矢沢
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 いよいよ「矢沢流」の起用法がスタートする。日本ハムの二刀流ドラフト1位左腕・矢沢(日体大)が14、15日に新球場「エスコンフィールド北海道」で行われる西武とのオープン戦のいずれかで、投打二刀流でデビューする見通しとなった。

 新庄監督は「使い方はやっぱり守って、マウンドに行って、(野手に)下げるっていう形がベストかな」と明言。球団OBで二刀流の先輩のエンゼルス・大谷もやったことがない外野手でスタメン出場し、その後に救援としてマウンドに上がり、再び外野手に戻るという、新たな二刀流での起用プランだ。

 27日に打ち上げた沖縄・名護キャンプ期間は、野手としては対外試合6試合に出場して13打数9安打で打率・692、2本塁打、4打点とアピール。26日の阪神とのオープン戦では「1番・右翼」で出場し、初球先頭弾を放つなどリードオフマンの素質も見せた。50メートル走5秒8の俊足もあり指揮官も「(1番は)面白いっすね」と言う。

 今季は救援起用が見込まれる投手は1試合に登板して1回1失点(自責0)だが、ブルペンなどで非凡な投球を見せており、新庄監督も「これで投球も良くて調子も良かったら…。難しいっすね」と悩む。あす2日には新球場での紅白戦で1イニングを投げる予定。二刀流デビューに向け、「投の刀」もさらに研ぐ。(田中 健人)

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