侍ジャパンで大谷“二刀流歓迎会”だ!投手は大海、宇田川、野手は牧が質問攻め予告

[ 2023年3月1日 05:05 ]

<エンゼルス・ジャイアンツ>試合前、スアレス(左から2人目)に抱きつかれる大谷(左)(撮影・光山 貴大)
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 WBCに出場する侍ジャパンは28日、前日に強化合宿を終えた宮崎から名古屋に移動した。いよいよ世界的なスターであるエンゼルス・大谷翔平投手(28)が近日中に米国から帰国し、現地でチームに合流予定。早くも多くの選手が対面や質問攻めにすることを心待ちにしており、投手、野手のどちらの話題にも対応できる、二刀流ならではの「大谷会」が催される。

 宿舎の食事会場。大きなテーブルを囲んで大谷の周りに投手だけでなく野手も集まり、野球の話で盛り上がる――。宮崎合宿ではダルビッシュが投手、野手とそれぞれ食事会を開いたが、投打の二刀流にその必要はない。侍の誰もが、貴重な時間を心待ちにしている。

 日本ハムの後輩でもある伊藤は「萎縮しちゃいそうっすけど…」と言いながら「投手目線はもちろん、打者目線で投手のどういう対策をしているかが凄く気になる」と早くも質問を準備。宮崎合宿の「ダル会」を通じて人気者になった宇田川も「投手と野手、両方やっているので時間の使い方とか、どういう練習をしているのか聞いてみたい」と二刀流調整に強い興味を示す。

 今後は9日の開幕・中国戦(東京ドーム)まで名古屋、大阪でナイター4試合を予定。近日中に帰国する大谷は時差ぼけやスケジュール的に外食は難しいかもしれないが、宿舎であれば各選手がいつでも集合できる。そこには投手だけではなく野手の姿もあるはず。牧は「練習からの取り組みとか打撃の話をしてみたい」と、こちらは打者・大谷を質問攻めにする意向だ。

 宮崎でナインの結束を深めることに貢献した「ダル会」に続く「大谷会」。同じメジャー組である吉田、ヌートバーも参加すれば仲間の輪はさらに広がる。村上は「宮崎である程度チームとして会話もできた。そこに(大谷らが)入ってくるので、すんなりと入れる環境をつくるのが僕らの仕事」と強調。積極的に交流し、一丸ムードを高めるつもりだ。

 人見知りだという伊藤は「2023年人見知り卒業プラン第2弾。春の人見知り祭り」と題し、初対面の大谷相手にひそかに作戦を練っている。「ダルさんと大谷さんと3人で写真を撮りたい。ダルさん発信でやってもらおうかな」。笑顔の輪が、チームの絆をさらに深める。二刀流の役割は、グラウンドだけではない。(鈴木 勝巳)

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2023年3月1日のニュース