阪神ドラ6・富田　侍戦の登板熱望「村上さんと対戦したい」　社会人時代からの先輩・中野にも「投げたい」

阪神・富田
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　侍ジャパン封じへ、阪神ドラ6ルーキーが「3・6」登板を熱望した。宜野座キャンプで戦力としての評価を高めたドラフト6位・富田（三菱自動車岡崎）が侍との強化試合登板をターゲットに定めた。

　「侍ジャパンは各チームの素晴らしい選手たちが選出されている。そういうチームに投げたい」

　世界との本戦を目前に控える相手は、新人だからといって加減はしない。打たれたらダメージは残る。首脳陣もそこは配慮したいところだが、富田は違う。「僕は挑戦するしかない。投げる機会があるなら投げたい」と言い切った。

　世界を相手にした自負がある。昨秋のドラフト指名時にはU23W杯で日本代表としてプレー。阪神からの指名に、優勝＆ベストナインなど獲得で応えていた。相手のレベルが上がれば上がるほど、左腕は燃える。「やはり村上さんとは対戦したい。中野選手もいるので投げたい」。3冠王と社会人時代からの先輩・中野との力試しへ意気込んだ。

　2月は4度の実戦登板でまだ無失点。キャンプ時には岡田監督から「飄々（ひょうひょう）と投げるな。得体の知れない飄々さや。そら中やな」と独特の言い回しで期待された。開幕1軍実現へ、強打者相手に結果を出す。（鈴木　光）