落合博満氏 「2000本、200勝した人を」殿堂入り選出の“あるべき姿”とは

[ 2023年3月1日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が1日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。殿堂入りの選考について私見を述べた。

 今年の殿堂は1月13日に発表され、競技者表彰のエキスパート部門で3冠王に2度輝いた元阪神のランディ・バース氏(68)、プレーヤー部門では外国出身選手最多の2017安打を記録した元DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)が選ばれた。

 スタッフから今後殿堂に入ってほしい選手を聞かれた落合氏は「過去にはね、2000本打ってる選手っていうのはたくさんいるんだ、200勝したりね」とし、「それが今2000本打たなくても入ってる。だったらエキスパートの方で2000本、200勝した人が選ばれててもおかしくないんだろうな」と名球会の基準を満たした上で選出されていない選手にも目を向けてほしいと語った。

 「結構入ってない人多いんだわ」と語りだし、「加藤秀司さんとか、有藤(道世)さん、新井(宏昌)さん、谷沢(健一)さんもそうかな」と次々と具体名を挙げた。殿堂入りした選手には翌年以降、投票権があるといい、落合氏もこれらの選手は「リストには残っている」という。「2000本打つっていうのはそんな生易しいもんじゃないから。そういう人たちが拾われて入るっていうのは、あるべき姿じゃないかなとは思う」と殿堂入りの経験者として選手たちの思いを代弁していた。

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2023年3月1日のニュース