侍・VIP移動で名古屋入り　飛行機近くのバスからチーム宿舎へ　混乱回避＆選手の疲労を考慮

中部国際空港に到着しバスに乗り込み移動する侍ジャパン（撮影・会津　智海）
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　宮崎での強化合宿を27日に打ち上げた侍ジャパンが“VIP移動”で3、4日の中日との壮行試合が行われる名古屋に移動した。

　宮崎空港から出発した航空機に一般客は搭乗せず、さながらチームの貸し切り状態に。宮崎のチーム宿舎から栗山監督ら首脳陣や選手たちを乗せたバスは通常の動線を通らず、搭乗する航空機の近くまで行った。到着した中部国際空港でも航空機の近くでバスが出迎え、特別なルートでチーム宿舎に移動した。

　宮崎強化合宿にはダルビッシュや村上らを見るために11日間で約18万人が来場。この日の空港にも多くのファンの姿があった。今回は混乱を避けることや、合宿後も名古屋、大阪と遠征が続くことから選手たちの疲労を考慮し、特別な態勢が敷かれたとみられる。

　過去には、今大会と同様に5人のメジャーリーガーが参加した09年の合宿前に宮崎入りしたイチローが、空港に殺到した約600人のファンの混乱を避けるため特別な出口を使用。ダルビッシュは今回の合宿参加のため東京からチャーター機で宮崎入りした。第2回大会以来の世界一に向け栗山ジャパンはストレスを抱えることなく、次なる調整の舞台となる名古屋に入った。（阪井　日向）