落合博満氏が初めて3冠王獲った当日に破局危機 信子夫人「鍵返して。さようならと言った」

[ 2022年9月21日 17:10 ]

落合博満氏と信子夫人
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が21日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。初めて信子夫人(78)と揃って出演し、結婚に至るまでのエピソードを語った。

 落合氏は信子夫人と1979年に知り合い、1984年12月に結婚、1987年に長男・福嗣さんが誕生した。同動画ではたびたび、落合氏の発言について補足のコメントをするなど、声のみの出演だったが、2人揃っての初めての出演となった。

 年の差があり、落合氏については、知り合った当初は「弟」として見ていたという信子夫人。落合氏は入団3年目の81年に初めて首位打者のタイトルを獲得。そして82年に打率.325、32本塁打、99打点で当時、史上最年少の3冠王となった。

 落合氏は「獲れるものはなんでも獲ろうって言ってた」と振り返る。信子夫人は「正月ね、目標を立てるの。目標のある人はね、ブレない。遥か上の方にある目標を作った人が、そこに黙々と上へ行くわけだから。だから、3冠王なんてとんでもない目標を口からポッと私が出した」と回想する。シーズン中も、落合氏から連日、結果報告があったという。「毎日“何打数なに”って言うから、“うわ、なんかこれいけるんじゃない?”っていうふうに、応援していた」と信子夫人も落合氏を応援し続けた。

 ところが、落合氏が3冠王が確定した日に事件は起きた。「テレビのニュースで“ちょっと落合君出てるわよ~”ってなって。そしたら“いや、この3冠王は僕も信じなかったし、誰も当てなかった”って」と話した映像が飛び込んできたという。これに信子夫人は激怒。「お姉さんたちもいるのでね。“姉が当てたよ”とか“3冠王獲ったよ”って。“姉さんありがとう”とか、嘘でもいいから言ってほしかったけど。これはこれだけの人なんだってガーンって冷めちゃって」。そのあと落合氏との電話で「悪いけど、あの貸してた鍵、返してちょうだい。自転車の荷物入れる網のカゴ、あの中に鍵おいてって」言ったという。

 スタッフから「なんでそんなこと言っちゃったんですか?」と聞くと、落合氏は「言ったらなんか…。悪いんじゃないけど…」としどろもどろに。信子夫人が「言ったら誰に悪いの?」と意地悪く聞くと、落合氏は苦笑い。信子夫人は「あちこちお付き合いしてるから、そういうことになるのよ」と問い詰めたが、これには落合氏は「ふふ…」と言って答えなかった。

 3冠王が決まって、喜びにあふれるはずが、落合氏の発言で一気に険悪なムードとなった。信子夫人は「結婚なんかしてくれなくていいの。真実をそのまま、こう公の場で、“当てた人がいました”って言ってくれたなら、続行したよ、お付き合いは。だけど、嘘言っちゃったから。“もう、私とはお付き合いしなくていいよ。さようなら”ね?」と落合氏に確認すると、落合氏はうなずくしかなかった。

 落合氏は「だから鍵、置いてったよ。それから何日か後にまた、会ったけどね」とサラリ。きちんと電話で謝罪したことを明かした。「図々しい」と指摘した信子夫人に、落合氏は「だって最初に会った時、絶対これは俺の女房になるって思ったもん」とここだけは力強く話していた。

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2022年9月21日のニュース